厄年に葬式へ参列してもいい?やってはいけないことや対処法を解説

「 厄年は自身や家族に影響が出るのではないかという不安を抱えている」
「厄年の自分が葬式に参加していいものなのか」
「運気をさげてしまうのでは?」
厄年に入っているにも関わらず、不幸ごとが起きてしまって、このような悩みが出てくるのではないでしょうか。
葬式と厄年が重なることは数少ないことですし、突然のことで「知識があんまり・・・」と不安になるかと思います。
この記事では、厄年のことや、葬式に参加して大丈夫かの考えについてまとめました。
・厄年の基本的な意味
・厄年に葬式へ参加することや注意点を知ることができる
・厄年と不幸ごとが重なった場合の対処法
・厄年に避けるべき行動や迷ったときの対処法
目次
厄年とは

厄年とは、人生の中で心身の変化が起こりやすく、災厄に見舞われやすいとされる年齢のことです。
日本では古くからこの時期を慎重に過ごすべきと考えられ、厄払いの風習が根付いてきました。
厄年の年齢は、一般的に数え年で考えられ、
・男性は25歳・42歳・61歳
・女性は19歳・33歳・37歳・61歳
が本厄とされています。
本厄の前後には「前厄」と「後厄」があり、合計3年間は慎重に過ごすべきとされます。
特に、男性の42歳と女性の33歳は「大厄」と呼ばれ、より注意が必要な年とされています。
科学的な根拠は明確ではありませんが、これらの年齢は仕事や家庭環境の変化が大きい時期と重なるため、精神的・肉体的な負担が増えやすいと考えられています。
厄年に葬式へ参列することについて

厄年であっても、他の家の葬儀や通夜に参列すること自体は問題ありません。
厄年はあくまで自身に降りかかる厄を意識するものであり、他人の弔事に影響を及ぼすものではないためです。

自身の不幸も悪化するということもないよ。
ただし、厄年を気にする人の中には「不幸が重なることを避けたい」と考える方もいるかもしれません。
心配な場合は、神社や寺院で厄払いを行ったり、お守りを身に着けたりして、不安を和らげるとよいでしょう。

忌中の場合は神社でのお祓いは控えるように。
また、地域や家族の考え方によっては、厄年の人が弔事に関わることを避けるべきとする風習がある場合もあります。
親族や周囲の意見を尊重し、状況に応じて判断することが大切です。
不幸ごとが重なるとどうすればいい?
厄年と身内の不幸が重なった場合、特に気をつけるべきことは「落ち込みすぎないこと」です。
厄年は不幸を呼び寄せるものではなく、人生の転機として慎重な行動を求められる時期にすぎません。
必要以上に不安を抱え込むのではなく、現実的な対処を意識することが重要です。
一方で、厄年に家族の不幸が重なると、「厄払いをしてもよいのか」と迷う方もいるかもしれません。
一般的には、四十九日が過ぎるまでは神社での厄払いは控えるべきとされています。これは、神道において死を「穢れ(けがれ)」と考えるためです。
ただし、仏教の寺院での厄除け祈願であれば問題なく受けられます。
また、喪中の間はお祝いごとを控える風習がありますが、厄年の厄払いは祝い事ではなく厄を祓う行為であるため、必ずしも避ける必要はありません。
気になる場合は、神社や寺院に相談して判断するとよいでしょう。
厄年にやってはいけない気を付けるべきこと
厄年には、大きな環境の変化や新しい挑戦を避けるべきとされています。具体的には、以下のような行動は慎重に検討することが望ましいとされています。
- 転職や独立:仕事の環境を変えることは精神的な負担が大きく、慎重な判断が求められます。
- 結婚や新築・引っ越し:人生の節目となるこれらの出来事は、厄年には避けるべきとされることが多いです。
- 無理をすること:厄年は体調を崩しやすい時期ともいわれています。無理をせず、健康を第一に考えることが大切です。
ただし、これらをすべて避けなければならないわけではありません。慎重に準備をし、焦らず計画的に進めることで、厄年であっても問題なく乗り越えられるでしょう。
厄年に葬式参列で迷った時の対処法
厄年に葬儀への参列や生活の変化について迷った場合は、以下のような方法で対処するとよいでしょう。
地域や家族の考えを尊重する
風習や考え方は地域や家庭によって異なります。身近な人の意見を聞き、トラブルにならないよう配慮することが大切です。
厄払いを行う
不安を感じる場合は、神社や寺院で厄除けを受けると安心感につながります。ただし、忌中の場合は神社での祈願を控えるなど、適切な対応を心掛けましょう。
前向きな気持ちを持つ
厄年を過度に気にしすぎると、かえって精神的な負担が増してしまいます。「慎重に過ごすべき時期」と捉え、冷静に判断することが重要です。
避けられない場合は慎重に進める
転職や結婚などを厄年に迎える場合は、焦らず丁寧に準備をすることが大切です。厄年であることを理由にチャンスを逃さないよう、状況に応じた柔軟な判断をしましょう。
まとめ
この記事では厄年の中、葬式に参加していいのかについてまとめました。
・厄年は人生の転機となる年齢で、心身の不調やトラブルが起こりやすいとされる
・厄年中の葬式への参列に問題はない
・不安を感じる場合は、厄払いを受けたり、慎重な行動を心掛けることが大切
・厄年に新しいことの開始や大きな決断は避ける
・無理をしないようにする
・迷った時の対処法は神社での厄払い、日常の行動を見直し、前向きに過ごすことが重要
厄年は、あくまで人生の節目を意識し、慎重に行動するための指標の一つです。
過度に恐れるのではなく、冷静に状況を判断し、適切な対応を心掛けることが大切です。